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16センチ、10センチ、フルレンジ陶器製スピーカ

16センチフルレンジスピーカ

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10センチフルレンジスピーカ

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最初は10㎝フルレンジスピーカから始まったスピーカボックスの開発当初から、どうしてもボックスの構造は陶板を接着剤やネジで締め付けての組み立では納得がいかない。すべて無垢で一体構造で出来ていることに意味があることにこだわり、この構造の無垢で陶器の成形をすることの難しさを冶具の開発で乗り越え、ボックス内部はドーム状とし内部面での反射を無くし定在波による悪影響を無くすことも構造とデザインを考える上で重要なことでした。   

陶器は成形時より素焼きで約8%、本焼きで約8%、全体が縮小をします。

その為、最終的に必要とする製品の大きさから縮小分を考えた大きさで成形をする必要があります。

更には、スピーカユニットの取り付け穴位置も縮小する事を計算して本焼きが終わった時に本来の寸法と穴位置が出るように補正をかけた成形をする必要があります。

一般的に焼き物でここまでの精度を求めることはあまりありませんが、スピーカであるが故の難しさがありました。

完成後、オーディオフアンの方やメーカー関係の方に試聴をしていただいた共通のご意見としては、「染みのない澄んだ音と、歯切れのいい音がする」との評価をいただいております。

音楽のジャンル的には、ジャスとボーカルが向いているといったご意見が多いいようです。

我々は、この一連の、陶器製のスピーカ、バッフル板、インシュレータに「陶音」というキーワードを命名しました。今までにない土物である陶器からでる音の世界を提供し、新しい音の世界を提案したいと思っております。

磁器と陶器

磁器と陶器

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焼物(セラミック)には、大きく分けて磁器と陶器があります。

磁器とはガラス質が多く含まれた鉱石から粘土を精製したもので、透明感のある白い色をした食器などはほとんどが磁器です。有田焼、伊万里焼、清水焼等です。

それに対して、陶器は土を中心とした粘土からできており、「土もの」とも言われるゆえんでもあり茶色または黒い色など、粘土の産地によりいろいろな粘土があります。益子焼、信楽焼、備前焼等です。

このスピーカは陶器製です。

製作工程は、粘土のこね(菊練り)から始まります。その後、成形(この時点でスピーカの原型が決まります)、約1か月の自然乾燥、焼成窯で5時間かけて800℃での素焼き、仕上げ削りや調整の為の整形、焼成窯で10時間かけて1250℃での本焼きを経てスピーカの無垢の本体部分が完成します。

その後、スピーカの取り付けや端子の取付け等の組み立て後、エイジングをして完成です。

このスピーカを開発するにあたっては、まずこの粘土の選定から始まりました。粘土により焼成後の固さや粘りが異なり、粘土により音の響きが異なります。スピーカボックスにはどの粘土が適しているか、から始まりました。その後は、成形手法の開発、寸法と容量の収縮の補正計算、適正な焼成温度の選定、等の試験と試作を繰り返しながら3年かけて完成しました。

スピーカとバッフル板は同じ粘土を使用していますが、インシュレータは違う粘土を使っています。

オーディオフェアーに出展

2013年10月12、13日に御茶ノ水駅より5分の、損保会館にて真空管オーディオフェアーが開催されましたが、陶器製のスピーカ始め一連の製品を出展しました。

陶器と木材の比較

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陶器で作ったバッフル板とタテヨコ同じサイズで、重さも同じにした場合の厚さを比較してみました。

陶器10mm、木材36mm、なんと3.6倍です。

スピーカをしっかり掴みます。

サイズ、形状、穴加工等はオーダーメイドで作ることができます。

取り付け予定のスピーカを支給してください。現物合わせで確認して出荷します。

バッフル板のボックスへの取り付け方はいくつかの方法があります。

バッフル版に取り付け穴を設けて、ネジでボックスへ固定する方法。

木枠を作ってバッフル板を固定して木枠でボックスに固定する方法。

おすすめは後者です。陶器をネジで締め付ける時についしっかり締め付けてしまいがちで、陶器が割れてしまう恐れがあるからです。

セラミック製インシュレータ

セラミック製インシュレータ

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「音が変わる!」 

スピーカを開発し、試作、試聴を繰り返している時に、陶器の塊を下に敷いてみた時に発見がありました。

形を変え、適した形は何なのか。床面に接する底の形状、スピーカボックスと接する面の形状、大きさ等、試作と試聴を繰り返し、オーディオフアンの皆さんにも協力いただきながら、一般的なスピーカでも試して一つの結論がでました。使用する粘土は結果的にスピーカやバッフル板とは異なる粘土が向いていることも発見でした。

今までのインシュレータと聞き比べてみてください。その違いがわかります。

セラミック製バッフル板

セラミック製バッフル板

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陶器の持つ「質量と剛性」。この特徴を従来の木材を中心としたスピーカボックスに組込みが出来るように、陶器製のバッフル板を商品化しました。この技術はスピーカを開発したうえのノウハウを使って開発しました。

単純に重さだけを比較しても、同じ、縦横サイズで陶器と木材を比較すると3.6倍の違いが出ます。例えば10mmの陶器のバッフル板に相当するバッフル板を木材で作ると、36mmの厚さが必要になります。この他、振動吸収率や反発力等、剛性の違いからの効果も大きな特徴があります。更にバッフル板以外は従来の木材の箱部分を使うと、陶器と木材の組合せによるそれぞれの相互作用が出て、また新しい音の世界が広がります。

この製品は、スピーカボックスのハンドメイドをしておられる方々、向けに縦横サイズから、スピーカの取付け穴、ねじ穴、バスレフ穴まで、ご希望のスピーカユニットに合ったものをオーダーメイドで受注対応ができる製作体制を確立しました。